namapi's diary

生活保護受給者の赤裸々告白

子供の貧困・チャイルドプア

私には齢三十を過ぎた息子と娘がいる。

愚かな母の所為で苦労をしている気の毒な子供達である。

息子はあれこれ苦労しながらも何とか自立して頑張っている。

娘も一旦は自立をしたものの、数年前にうつ病を患い帰って来た。

 

母娘揃って生活保護のお世話になっているというのは、

まったく情けない話だが、

我が子に自殺されるよりはよっぽどありがたい。

 

思えば可哀想な子供達である。

わずか4歳と2歳の時に、父親が母親に包丁を振り上げる姿を

見てしまったのだから。

少なからず彼等の心の奥底に傷を残していることだろう。

息子は自分の中に有るかも知れない父親と同じ暴力性に恐怖し、

娘は恋愛や結婚に希望を見いだせずにいる。

 

特に娘はと言えば、職場にも恵まれてはいなかった。

彼女は何度も転職を繰り返しているが、

その殆どが彼女の意思とは全く関係無い、会社都合によるものだった。

倒産だったり職場移転だったりテナント閉鎖だったり・・・

娘が就職する会社は必ず潰れると笑い話にもなった程だ。

そんな事も娘のうつ病の原因になっているのかも知れない。

 

貧困の連鎖という言葉があるが、それは金銭的な事だけでなく、

心の貧困でもあると何かで読んだ。

心ならずも子供達に負の連鎖をさせてしまっている私の責任は大きい。

何とかその連鎖を断ち切ってほしいと心から願う事しか

今の私にはできない。

 

 

今日も私は生かされている。感謝。

なぜ生活保護受給者がパチンコをするのか

もう随分前の事になりますが、私がまだ仕事をしていた頃、

パチンコ屋に通っていた時期がありました。

その頃のパチンコ屋は景気が良く、

金銭的には随分助けられました。

数万単位の日銭を稼げるというのはとてもありがたかった。

仕事や子育てをしていると、突発的な出費がなにかとあります。

また、毎月の収入に増減が発生すると、

翌月の保護費に反映され、

貰いすぎた分を返還しなければならない時もしばしばあり、

そんな時はいつもパチンコの神様が助けてくれました。

やがてパチンコ屋もだんだんと不景気になり

私はパチンコをやめました。

見返りの無いパチンコに興味はありません。

今思えば、パチンコ屋の景気が良かった時期と

一番子育てにお金がかかる時期が重なっていたのは、

運が良かったのだと思います。

 

数年前に病気になり仕事をやめたとき、

暫くの間私は脱け殻のようでした。

一日中何もやることが無いというのはとても辛い事です。

そんな私を心配した友人が私にパソコンを譲ってくれました。

基本的な使い方も教えてくれました。

そのお陰で今私はこうして心穏やかに

毎日過ごす事ができています。

 

生活保護受給者とパチンコの関係が批判の的になっていますが、

おそらく彼等は何もやることが無い長い時間の辛さに

耐えられないのだと思います。

パチンコ屋に通えばそれなりのコミュニティーもできます。

最近のパチンコは少ない資金で遊べるらしいので、

私がパソコンに通信費をかけるのと同じように、

パチンコにお金と時間を費やしているのではないでしょうか。

 

もし、私が過去のパチンコ収入を申告しなかった事が

不正受給にあたると言われたとしても、

今は遠い昔の事なのでご容赦ください。

 

今日も私は生かされています。感謝。

今日の市役所は新人さんだらけ

そういえば4月。

窓口に新人さんが多いわけですね。

 

担当のケースワーカーも変わりました。

今日は寝たきり入院中の母の事で相談に行ってきました。

母はもう自宅に戻る事は無いでしょう。

自宅を解約し住民票を我が家に移す場合に、

私と世帯を分ける事が可能かどうかの相談でした。

新人ケースワーカーさんは生活保護法が書かれた分厚い本を調べながら、

丁寧に対応してくれましたが、答えはノー。

ベテランケースワーカーならここで可能な方法をアドバイスしてくれたでしょうが、

残念ながら新人さんにはそれほどの知識はありませんでした。

母の年金収入は医療費や家賃光熱費に全て費やされています。

不足分は弟が負担していますが、その弟も家計は火の車状態です。

母を私の世帯に入れる事で国の保護費負担(医療費)が増えるのは、

私の本意ではありません。

母は病院のベッドの上で、寝たきりでありながら自力でちゃんと生活してるんです。

でも、母の住民票を移すには私の扶養家族として申請するしか無いと言われ、

他に何か方法はないかと思案しながら帰路につきましたが、

家について間もなく新人ケースワーカーさんからTELがありました。

 

上司に相談したところ、人道的な解釈で世帯分離扱いができますとの事。

 

ホッとしました。

そしてちゃんと上司に相談してくれた新人ケースワーカーさんに感謝です。