介護保険のお話
我が家に引き取り、付きっ切りで面倒をみていた事がある。
幸い一時的な意識障害だったので三ヶ月ほどで、一人暮らしに
戻れる程度には回復した。
その時に初めて介護保険の詳しい話を調べてみたのだけれど、
実際には一割の自己負担金を私には払えないなと思い、諦めた。
たかが数千円、されど数千円。
保護受給者の私にとっては簡単にポンと払える金額ではない。
私自身の痛い身体(線維筋痛症)に鞭打って母の面倒をみるのが三ヶ月で済んだのは、
本当に幸運だったと思う。
数年後、四度目の発作で母は寝たきりになり、四年の入院を経て天に召された。
話変わって、ある時、友人と電話で話していた時、
彼女のご両親の話になった。
彼女曰く、「介護保険て有難いよね。数千円で両親の面倒をみてもらえて、
本当に助かった」との事。
私は今、消費税以外の納税を免除してもらっているけど、
仕事をしていた時は、有無を言わさず介護保険料を給料から天引きされていた。
母は亡くなるまで年金から介護保険料を天引きされていた。
母は一度も介護保険を利用しなかったし、
おそらく私も利用する事はできないだろうと思う。
介護保険法改正で更に利用できない人が増えるんだろうな。
今日も私は生かされている・・・感謝