namapi's diary

生活保護受給者の赤裸々告白

介護保険のお話

母が三度目の脳梗塞の影響で意識障害を起こした時に

我が家に引き取り、付きっ切りで面倒をみていた事がある。

幸い一時的な意識障害だったので三ヶ月ほどで、一人暮らしに

戻れる程度には回復した。

その時に初めて介護保険の詳しい話を調べてみたのだけれど、

実際には一割の自己負担金を私には払えないなと思い、諦めた。

たかが数千円、されど数千円。

保護受給者の私にとっては簡単にポンと払える金額ではない。

私自身の痛い身体(線維筋痛症)に鞭打って母の面倒をみるのが三ヶ月で済んだのは、

本当に幸運だったと思う。

数年後、四度目の発作で母は寝たきりになり、四年の入院を経て天に召された。

 

話変わって、ある時、友人と電話で話していた時、

彼女のご両親の話になった。

彼女曰く、「介護保険て有難いよね。数千円で両親の面倒をみてもらえて、

本当に助かった」との事。

 

私は今、消費税以外の納税を免除してもらっているけど、

仕事をしていた時は、有無を言わさず介護保険料を給料から天引きされていた。

母は亡くなるまで年金から介護保険料を天引きされていた。

母は一度も介護保険を利用しなかったし、

おそらく私も利用する事はできないだろうと思う。

 

介護保険法改正で更に利用できない人が増えるんだろうな。

 

 

今日も私は生かされている・・・感謝

私が選挙に行く理由

昨日、弟夫婦と両親のお墓参りに行ってきた。

最近、人との会話に少々飢えている私にとって

お墓参りは寧ろ弟とおしゃべりを楽しむイベントになっている。

弟にとっても普段の愚痴をこぼすストレス発散になっているのかもしれない。

私にとっての弟の存在は、父亡き後の唯一頼れる存在だったりする。

 

そんな弟は、所謂昭和の高度成長期時代の王道のような人生を送っている。

お見合いで結婚した嫁は専業主婦。三人の子供を儲け、

三十代でマンションを購入し、職場でもそれなりの評価を受けている。

何より彼は仕事が大好きだ。

例えマンションのローンや子供達の教育費で自分のお小遣いが減ろうとも、

自分が家族を守っていると自負している。

そのくせ、留学中の娘が連れてきた青い目の彼氏と会うのを拒絶するとか。

所謂、保守的な頑固おやじである。

でも、彼は選挙に行ったことが無い。政治には全く興味が無いのだ。

 

だから私は弟に言った。

 

私は二十歳で選挙権を手にしてから唯の一度も自民党に入れたことは無い。

政治の事は良く解らないし、私の一票で世の中が変わるとは思わないし、

何より、信用できると思える政党も無い。

それでも毎回自民党以外の政党に投票するのは、

一党支配を許してはいけないと思うから。少なからず緊張感を持って欲しいから。

一党支配が癒着や格差を生むのは、昨今の安部政権を見ても火を見るより明らか。

だから、政治に興味の無い人はあみだくじで決めたっていいとさえ思う。

選挙に行かなければ-1だけど自民以外に投票すれば自民にとっては-2になる。

だから私は選挙に行く。

 

弟が私の話を聞いて選挙に行くかどうかはわからない。

 

 

今日も私は生かされている・・・感謝

 

ブログ再開します

約二年ほどパソコンから遠ざかっていましたが、いよいよ還暦を来年に控え、

ボケ防止と第二の人生に向けての準備としてブログを再開することにしました。

 

とは言え、二年もパソコンを弄ってないとすっかり操作方法を忘れていまして、

3時間ほど格闘して漸く今に至りました。とほほ・・・

 

さて、何故パソコンから遠のいたかといえば、タブレットを手に入れたからです。

ですが、タブレットで長文を書くのは結構シンドイ。

以前、ちきりん氏のブログで、生産する側にはパソコンは必需だが消費オンリーなら

タブレットで十分と書かれていたけれど、まったくそのとおりで、

買い物も情報収集もゲームもタブレットで事足りていたんです。

・・・が

ふと気づけばもうすぐ還暦っ!

このまま消費オンリーでいいのか自分?

還暦の看板背負って何かやりたいと考えていたんじゃないのか自分?

そんな訳で、生産はできないけどせめて発信はしていこうと思い至った訳です。

 

昨今、保護受給者がスマホタブレットを持つのは贅沢だぁぁぁ!等々

言われておりますが、お金が無いからこそスマホタブレットやパソコンは必需です。

外に出れば交通費が掛かります。飲食代が掛かります。

映画を観るのも、習い事をするのも、お友達と会うのもお金が掛かります。

でも、パソコンやスマホがあれば無料サービスが溢れています。

最低限の出費でそこそこ楽しい毎日を過ごしていけるんです。

 

 

今日も私は生かされています。感謝。

 

最後のセーフティーネット

生活保護は最後のセーフティーネットだとよく聞きます。

確かにその通りだと思うのですが

「最後」というのはどんな状況の事を指すのでしょうか?

 

私が保護受給を決めた一番の理由は

息子の心理状態の悪化でした。

そして両親への経済的な負担も有りました。

でも生死を分ける状況ではまだありませんでした。

犯罪を犯すほどの状況にもありませんでした。

子供達の存在を重荷に感じる事もありませんでした。

それはもしかしたら「最後」とは言えなかったかも知れません。

ですが、今でも良好な家族関係を保っていられるのは、

全てが破綻する前に保護受給を始めたからだと思っています。

甘えだと言われれば全くその通りです。

 

ただ、昨今の貧困による事件のニュース等を見ると、

ほんの少し余力の有る内に生活保護に救いを求めても、

いいのではないかと思うのです。

 

今日も私は生かされています。感謝。

少子化問題についてシングルマザーの視点で考える

類は友を呼ぶとはよく言ったもので、私の周りにはシングルマザーの友人が多かった。

彼女達の中には早々に再婚をした者もいるし、私同様生活保護を受給した者もいる。

子育てが大変なのは当然だが、それ以上に私は楽しかった。

あと1~2人ぐらいは欲しかった。

 

生活保護を受給していると色々な優遇を受けられる。

給食費や修学旅行費用、制服代等々。

保育園や学童にも優先的に入れてもらえていたと思う。

そして何より、一定収入があるので、子供中心の生活ができた。

元々私には学歴も資格も無く、例えフルタイムで働いても、

大した収入にはならなかったので、

無理をして長時間働くより短時間のパートで働き、

長男が小学校高学年になるまでは子供との共有時間を持つ事を優先した。

そうやって、国や行政や周りの人達に助けられながら、

こんな私が2人の子供を育て上げられた事に心から感謝している。

 

こんな私の経験から考えたら、少子化対策に一番効果的なのは、

待機児童問題でもなく育児休暇でもなく、子育て費用なのではないかと思う。

例えば子供一人につき毎月5万円程度の子育て手当(仮)が18歳まで支給されたら、

大変な思いをしてまで働きたいと思う人はどれほどいるんだろうか?

子供3人いたら毎月15万円、5人もいたらナント25万円!

あくまで例えばの話ですが。

 

女性の社会進出が当たり前の世の中ではあるけれど、

仕事にやりがいを持ち、できれば一生今の仕事を続けたいと思っている人と、

生活のために働かなければいけないと思ってる人の割合はどうなっているんだろう?

もし、子供が多いほど収入が増えるのであれば、

仕事より子育てを優先したいと思う人は意外と多いのではないか?

そうなれば待機児童はかなり減るだろう。

やりがいのある仕事、或いはどうしても仕事を辞められない事情がある親にとっても、

この子育て手当(仮)があれば、有料のサービスを受けやすくなると思う。

 

財源は当然消費税という事になるが、子育て支援に充てられるなら、

消費税20%ぐらいになっても良いのではないかと思う。

高齢者を働き手が支えるシステムが年金なら、

未来を担う子供を産み、育ててくれる親に対し、国民全員が手当てを支払うのは、

当然の事だと思う。

子育て費用の心配が無くなれば、結婚へのハードルも下がるのではないだろうか。

あくまでも私の勝手な、まるで根拠の無い考えではあるけれど・・・

 

「子育ても立派な労働である」とは私自身に対する免罪符かもしれない・・とも思う。

そして、私は今日も生かされている。感謝。

 

 

生活保護の水際作戦

私が初めて福祉課に保護申請に行った時、

担当職員に言われた一言が今でも忘れられません。

「お宅がそうだとは言いませんが、

籍だけ抜いて夫婦生活を続けてる人も居るんですよ」

お宅がそうだとは言いませんが・・と言いつつ、

その表情は明らかに疑っている顔つきでした。

 

夫の元から逃げるように出てきた私は、

一旦は実家に身を寄せましたが、

決して裕福では無い両親にいつまでも負担はかけられず、

実家のそばの安アパートに子供達と移り住みました。

子供達の面倒を母に助けてもらいながら、

昼夜掛け持ちで働いていましたが、

子供達と過ごせる時間はほんの4~5時間。

幼い子供達の様子がみるみる変わってきました。

子供達が相当ストレスを溜めているのは明らかでした。

そこで福祉課に相談に行った時の窓口職員の対応が上記の言葉です。

 

あまりの屈辱的な応対に悔し涙が出ました。

そうは言っても子供との生活を立て直すためには、

生活保護を受給するしかありませんでした。

私はプライドを捨てました。

 

幸い、最初の担当ケースワーカーはとても誠実な方でした。

子供達の事を第一に考えましょうと言ってくれました。

その時は安心の涙が出ました。

 

今日も私は生かされています。感謝。

消費税3%アップの影響

我が家では元々食費にはあまりお金をかけません。

限られた収入の中で、楽しい毎日を送るためには、

どこかで出費を削らなければなりません。

私は煙草を吸います。

こうしてインターネットもやっています。

時々は家族や友人と外食もしたいし、

新しい服や下着も必要になります。

そのために普段の買い物は最安値に拘っています。

 

体力的にあまり外出したくないのと、

重い荷物が持てないという理由で、

買い物の殆どをネットスーパーに頼っていますが、

先月と今月では明らかに増税分以上に値上がりしています。

先月までは税込み100円以下で買えた肉や野菜が、

軒並み税抜き100円以上になっています。

例え価格が変わっていなくても量が減っています。

 

おそらくそんな事になるだろうと予測はしていましたが、

まだまだこれからも消費税は上がり続けるでしょうね。

でも、私は消費税に反対はしていません。

何故なら、あらゆる納税を免除されている私にも、

国民の義務である納税を果たせているという実感が持てるからです。

他人様に助けて貰うばかりで、他人様の役に立てないというのは、

精神的に結構辛いものです。

 

ですが、消費税増税が生活を圧迫していくのも事実です。

今度は何の出費を削りましょうか・・・

 

今日も私は生かされています。感謝。